千葉県議会議員 林もとひと オフィシャルサイト

月刊コラム

2011年4月 「脱自粛」で日本再建を

 多くの成田市民の皆様によるご支援で、再選を果たすことができました。責任の大きさに身が引き締まる思いです。これからも郷土の発展に全力を挙げる覚悟です。

 東北関東大震災が発生してから1カ月が経ちました。被災し、避難先で不自由な暮らしを余儀なくされている大勢の人々のことを思うと、胸が痛くなります。一日も早く普通の生活ができるよう祈ります。

 震災発生後、日本全国が自粛ムードに包まれました。あらゆる行事や懇親会、宴会と名のつくものはことごとく中止となりました。被災地のことを考えると、レジャーどころではないということでしょうか。観光庁の調べでは震災後1カ月間に、国内のホテルや旅館で56万人分の宿泊予約のキャンセルがあったそうです。国内旅行の予約も振るわず、飲食店でも客の減少が目立っているそうです。

 福島第1原発の事故による放射能拡散や、電力不足による計画停電も追い討ちをかけ、国民の気持ちは落ち込んだままです。しかし、このままでは日本全国「総」うつ状態に陥り、復興に向けての足取りもおぼつかなくなってしまいます。

 今回の震災で、日本経済の危機が叫ばれています。部品工場が被災し、自動車メーカーの製造ラインがストップするなどの直接被害のほか、夏には再びの電力不足が日本経済の足を引っ張るといわれています。せっかくデフレから脱出しようという矢先に襲った震災で、日本は不況に逆戻り。そればかりか、有効な手を打たないと、こんどこそデフレがデフレを呼ぶ悪循環のデフレスパイラルに陥りかねません。

 日本経済がデフレに逆戻りしないためにも、国民の個人消費を増やさなければなりません。被災地の復旧とともに、日本の復興もしなくてはならないのです。国民の被災地を思いやる心は十分伝わったはずです。「昼間から裸でどんちゃん騒ぎ」はさすがに論外ですが、年度も替わり桜も咲いて、東京ディズニーランドも約1ヶ月ぶりに開園しました。自粛ムードはそろそろ終わりにして、日本再建のために前向きになりましょう。

 選挙後、初の県議会が5月中旬にも開催されます。通常、この臨時県議会では議長、副議長を選出するほか、各議員が所属する常任委員会を決めて閉会になりますが、今回の県議会では震災支援、復旧を検討する大事な議会になります。県内でも多くの人が犠牲になり、家屋が甚大な被害を被りました。被災した方々への支援や被災地復旧のために議論を尽くしたいと思います。

 

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