元千葉県議会議員 林もとひと オフィシャルサイト

月刊コラム

2020年11月 12月県議会でコロナ対策討議

 新型コロナウイルス感染症の第三波が到来し、1日当たりの全国の感染者が2500人を超えるなど猛威を振るっています。本県でも1日当たり感染者数が100人を突破、クラスターも各地で発生しています。そのような中で12月定例県議会が開会し、12月補正では過去最大となる補正予算など31議案が提案されました。

 今議会での質疑の中心になるのはもちろん新型コロナウイルス感染症対策です。提案された12月補正予算案の総額は1417億3千万円。全額が新型コロナウイルス感染症対策のために編成されました

 内訳では228億円を医療体制の整備や医療機関の支援に充てます。新規患者の受け入れや院内感染を防ぐために空床や休床を確保している医療機関への補助金を172億円追加。さらに、新型コロナ入院患者1人当たり50万円を病院に支給していますが、受け入れ患者数が想定より多く推移しているため、予算に14億円を追加します。

 インフルエンザとの同時流行も心配されていますが、医療機関が発熱を訴える患者の診察を十分にできるように、これらの医療機関が空気清浄機や簡易ベッドなどを備えた場合、その費用を全額補助します。また、新型コロナやインフルエンザの検査費用として21億円を追加します。

 新型コロナウイルス感染症の流行で飲食業界などの経営が苦しくなっています。これまでもこれら中小企業への支援事業が行われていますが、補正予算案では中小企業支援金として新たに1104億円を計上しました。12月県議会では、効果来な新型コロナ対策が打ち出されているかをじっくりと検討していきます。

 新型コロナウイルス感染者の増加で、全国的にGoTo事業の見直しが行われていますが、県議会開会に先立ち、森田知事はGoToイート事業の食事券の新規発行を停止すると改めて説明し、「危機意識を共有していただく」と県民に呼びかけました。その後、感染者が急増している東京都への往来をできる限り控えるほか、県北西部の飲食店では酒の提供を夜10時までとするよう協力を要請しました。

 世界各国で新型コロナワクチンの開発・製造が進められ、米国では12月半ばにも国民への接種が始まろうとしています。我が国も米国などの製薬会社からすべての国民が2回ずつ接種しても余る本数のワクチン提供を確保しました。政府は来年前半にも国民への接種を始められるよう準備しています。

 ワクチン接種などで人口の7~8割が免疫を持てば、新型コロナウイルス感染症は収束に向かうと見られています。普通の生活が送られるようにできるまであと少しの辛抱です。3密を避けるなどの感染防止対策を続けましょう。

県知事選に自民党、関県議を擁立

 来春の千葉県知事選挙に自由民主党は同僚議員の関政幸氏を擁立して臨むことになりました。関氏は41歳。自民党の候補者公募制度試験に合格、2011年4月の県会議員選挙で初当選し、現在3期目です。座右の銘は「為せば成る、為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」。行動力と実行力は自他ともに認めるところです。関知事の実現を目指して精一杯応援します。

 関氏擁立の決定に先立って、森田健作知事が今季限りの勇退を表明されました。3期11年半にわたって県政をけん引し、その間、成田空港機能強化、東京湾アクアライン800円化などの実績を重ねられてきました。これまでのご苦労に心から感謝いたします。

 

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