千葉県議会議員 林もとひと オフィシャルサイト

月刊コラム

2021年7月 感動呼ぶ東京オリンピック

 東京オリンピック2020で熱戦が繰り広げられています。新型コロナ禍での開催にあたって様々な意見があった東京オリンピックですが、鍛え上げられた肉体と技術、強靭な精神力で試合に臨むアスリートの姿が、ステイ観戦する人々の興奮と感動を呼んでいます。

 日本オリンピック委員会(JOC)が金メダル30個を目標に掲げて開幕した東京オリンピックで、日本勢の快進撃が続いています。2日目に柔道男子60㌔級の高藤直寿選手が優勝したのを皮切りに、競泳400㍍個人メドレーの大橋悠依選手、柔道の阿部一二三、詩兄妹、ウルフ・アロン、卓球混合ダブルスの水谷隼、伊藤美誠ペア、ソフトボールチームらが次々と金メダルを獲得しました。

 新競技として行われたスケートボードストリートでは堀米雄斗選手と弱冠13歳の西矢椛選手がアベック優勝しました。NHKの解説を務めたプロスケーターの瀬尻綾さんの飾らない語り口が評判になり、瀬尻さんが話した「ゴン攻め」を、今年の流行語大賞候補に推す声も出ています。

 千葉県ゆかりの選手の活躍も光っています。重量挙げ銅メダルを獲得した安藤美希子選手は白井市出身。銀メダルの体操男子団体の萱和磨、谷川航選手はともに船橋市出身。体操男子個人総合で見事に優勝した成田市出身の橋本大輝選手は高校時代、市立船橋高校で活躍しました。

 新型コロナ感染症の流行で昨年、開催が見送られた東京オリンピック2020は、今年も感染流行が止まず、中止すべきとの声が高まっていました。これに対して政府は本県など1都3県を初め、ほとんどの会場を無観客にしての開催を決断しました。無観客にしたことで、「会場に多くの観客が密集し、新型コロナが広がるのでは」という懸念が払しょくされ、さらに、選手や選手団関係者らのウイルス検査を厳重に行っていることで、海外から新型コロナが持ち込まれ、感染拡大の引き金になるのではないかいう懸念もこれまでのところ、杞憂に終わっているようです。

 始まってしまえば、ソフトボール決勝戦勝利の瞬間視聴率が46%を記録するなど、お茶の間はオリンピックの熱戦に沸き、一方で野党などの開催反対意見は影を潜めています。司会者やコメンテーターがさんざん、開催反対意見を述べていたテレビのワイドショーでも、開幕後は手のひらを返したように、連日、熱戦を紹介しています。この「手のひら返し」のフレーズは早速、ツイッターでトレンド入りしたということです。

 感染拡大防止のために、様々な規制がかけられた異例のオリンピック大会ですが、国境を超えたスポーツの祭典として、人々に温かく受け入れられているようです。これから後半戦が始まります。持てる力のすべてを振り絞って戦う選手に、お茶の間から大きな声援を送りましょう。

新型コロナ、感染拡大

 新型コロナウイルスの勢いが止まりません。千葉県でも「まん延防止等重点措置」が千葉市、船橋市、成田市など12市に適用されてきたにもかかわらず感染者が増え続け、7月28日には過去最多の577人の感染が判明しました。この事態に、熊谷知事は西村経済再生相に緊急事態宣言を発令するよう要請、政府は千葉県など首都圏3県に緊急事態宣言を追加発令する方針を固めました。期間は8月2日から31日までで、この期間は県内全域での酒類提供が自粛されます。

 これまでも、「まん延防止等重点措置」適用12市での飲食店に、営業は午後8時までとするなどの自粛が呼びかけられていましたが、駅前繁華街などでは深夜まで酒類を提供する店が目立ち、自粛している店から不満の声が起きています。6月県議会では、我が党の議員が「要請に応じていない飲食店があるのは不公平であり、命令を出してほしいという切実な声が、要請を遵守している飲食店から聞かれる」として、県の考えを聞きました。感染拡大に歯止めをかけるために、県には実効ある対策をお願いしたいと思います。

 

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