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月刊コラム

2022年12月 小泉市長の4年間に注目!

 任期満了に伴う成田市長選挙が12月25日、投開票され、無所属現職の小泉一成氏が対立候補の元市議会議長を破り、5選を果たしました。5期目の任期にあたって、小泉氏は「成田空港の機能強化とともに、市の発展に全力を傾ける」と抱負を語りました。投票率は44・19%でした。

 12年ぶりの市長選挙でした。前回の2018年の市長選挙では自民党と公明党が小泉氏を推薦しましたが、今回は推薦を見送り、保守分裂の選挙になったこともあって、小泉氏は当選を決めた後、「厳しい戦いでした」と感想を述べました。選挙戦最中、小泉氏はミニ集会を頻繁に開くなどして、幅広い層への浸透を図り、後援会を中心に支持を固めて対立候補の追撃をかわしました。

 小泉氏の16年間の施政が問われる注目の選挙でしたが、小泉氏が新たな住宅地整備や企業誘致、国際医療福祉大成田病院を核とした医療福祉の充実などの政策を訴えたのに対し、挑戦者の新人候補は現職の批判に終始して、未来のビジョンを示すことがなく、市民は市政の継続を選択しました。

 五期目に臨んだ小泉市長の課題として、これまで取り組んできた大型事業への引き続いての注力が挙げられます。成田空港関連事業、国際医療福祉大学、公設市場の空港隣接地への移転など、小泉市政が取り組んできた大型事業もまだまだ発展途上です。成田市の発展に資するよう、全力を挙げての取り組みが必要です。

 人口減少への対策も必須です。小泉市長自身、「政策を行う上で最も課題になっているのは少子化」と述べています。子ども医療費補助制度の対象学年引き上げや、複式学級にならないように、市で教員を雇うなどして教育にも力を入れ、子育て支援を行ってきましたが、これからも一層、少子化政策の充実が必要です。

 成田市の財政は空港の固定資産税もあって豊かです。自治体の財政力を示す指標に財政力指数があり、基準となる収入額を支出額で割った数値が1・0であれば収支バランスが取れ、それを上回れば地方交付税が支給されません。少々古いデータですが、2014年度の県内自治体の財政力指数ランキングでは1位が浦安市の1・48、成田市は1・25で第2位でした。

 財政が豊かということは、伸びしろが大きいということです。それだけ期待値も高いので、小泉市長には今後、目に見える形での成果がさらに求められることになります。これからの4年間に注目です。

 4月に統一地方選挙

 4年に一度の統一地方選挙が4月に行われます。4月9日に県議会議員選挙と千葉市議会議員選挙、4月23日には佐倉市などの市長・町長選挙や市・町の議会議員選挙、衆議院千葉5区の補欠選挙が行われます。私、林幹人は成田市民のご支持を得て、引き続いて県議会で活動できますように一生懸命頑張ります。

 

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